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第11回グリーンフェス 実施!

 

こんにちは!事務局の内田です。私は3月25日のグリーンフェスに事務局として参画しました。

私自身も初めて経験するグリーンフェスで事務局として上手く動けるのか元々不安がありましたが、それに加えて雨ということで更に不安が増した状態で当日を迎えることになりました。

7時頃から、かっぱを着て雨に打たれながらもテント設営を開始しました。気をつけてもすぐに荷物が濡れてしまうなど、準備段階からうまくいかないことが多々起こり、雨によって動きも制限され、雨の中のイベント開催の大変さを実感しました。8時頃からはブース出店者様達がいらっしゃり、雨で開催できるか不確実な中、前々から準備してお越しくださったのだと思うと絶対に良いイベントにしなければと思いました。

特にスタンプラリーの設置は遅れていたため、それらの準備の時は必死で走り回りました。走るとかっぱのフードがすぐにはずれてしまいますが、それも気にならず、雨に濡れながら準備に奔走しました。

雨がかなり降っていましたが、イベントの開始時刻(10時)を過ぎると徐々にお客様がお越しになりました。私は本部におり、記念品を喜んで頂いたり、楽しそうにスタンプラリーに出発されたりする様子を見て大変嬉しくなりました。

そして、写真を撮りつつ各ブースの様子を見て回ると、お客様と楽しそうに会話されているブース出店者様の姿があり、温かい気持ちになりました。また、どのブースの食べ物もおいしそうで私も食べたくなり、ワークショップも興味深くて実際にやってみたくなりました。イベント中に実際に食べたものもありますが、食べられなかったものに関してもお店に行って食べてみたいと思いました。

お昼頃になるとお子様と一緒にご家族で来られる方も増え、続々とスタンプラリーを終えた子ども達が本部に戻ってきました。笑顔で戻ってきて楽しそうに景品を選ぶ姿を見て、私も嬉しくなり、自然と笑顔になっていました。午後になると雨もやみ、庄和公園近くの児童養護施設「子供の町」の子ども達も来て、はたらく体験ラボの体験人数も急激に増えました。

午前中は雨が降っていたこともあり、体験に来る子どもがほとんどおらず、寂しく感じていましたが、わくわくしながら体験に行く子ども達の姿を見て嬉しくなりました。グリーンフェスで体験したことが少しでも良い思い出として残ってくれたらと思います。本部の方もスタンプラリーを終えた子ども達やバルーンアートに感動する子ども達で賑わい、忙しくなりました。

元気な子ども達と話すのがとても楽しく、私もエネルギーをもらえたように思います。そして、グリーンフェスにご協力頂いていた庄和高校生が販売していた金谷ホテルベーカリーのパンがお昼過ぎには売り切れ、生徒さん達もブースを回られていました。パンが売り切れたと聞いたときは、金谷ホテルベーカリーのパンの人気の高さを感じたのと同時に、生徒さん達の力も大きいだろうと思いました。

明るい笑顔でお客様と接していた生徒さん達は、生き生きとしていて輝いて見えました。高校生のパワーの大きさを感じました。また、楽しそうにブースを回って、おいしそうにお昼ご飯を食べている姿も印象的でした。私も高校時代にこのようなイベントを経験していたらきっと素敵な思い出になっただろうと思いました。

さらに、印象的な出来事がもう一つありました。本部にいらっしゃったお客様が、記念品の桐のはがきを以前別の場所で見たことがあり、ずっとどこで売っているのか気になっていたところ、グリーンフェスで記念品として配られるのを知り、庄和総合公園に来てみたとお話されていました。そして、ご協賛頂いている飯島桐箪笥製作所様のことをお話しすると、今度訪ねてみようとおっしゃっていました。この出来事を通して、桐のはがきがそのお客様とグリーンフェスを繋いでくれ、今度はグリーンフェスがそのお客様と飯島桐箪笥製作所様を繋ぐことができたように思い、ご縁が繋がっていくのを感じました。喜びと共に心が温かくなる出来事でした。

雨で大きな不安を抱えながら始まったグリーンフェスでしたが、お客様が笑顔になっている姿を見ると、私自身も楽しくなり、あっという間に終わりの時間を迎えていました。最後にブース出店者様達にご挨拶すると、「お疲れ様」、「ありがとうございました」といった言葉をかけて下さり、大きな達成感を感じました。温かさと喜び、感謝であふれた気持ちでグリーンフェスを終えることができました。また、事務局として様々な方と関わる中で大きく成長でき、貴重な経験となりました。お客様やブース出店者様、庄和高校生など多くの人の笑顔を見ることもでき、事務局として関われたことを大変嬉しく思っています。そして、お越し下さったお客様や、ブース出店者の皆様、庄和高校の生徒さん達、運営を支えて下さった方々などご協力頂いた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。グリーンフェスを通して得た気付きや学び、成長は一生の宝物だと思っています。

2023-04-03 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

 

これからの時代の しなやかな歩みかた <春のてらこや2023>

<JES春のてらこや2023 概要>  

「これからの時代の しなやかな歩みかた」

●日時:2023年2月1日(水)17:30~18:50(17:15よりZoom受付開始)

●タイムスケジュール
・オープニング・ごあいさつ
・特別講演
・トークセッション+質疑応答
・おわりに

●会場(会場参加の方)
上野 by LIG(いいオフィス)
住所:台東区小島2-20-11 LIGビル 詳しくは>>

※オフライン・オンラインの併用セミナーとなっております。
※ZoomのURLは事前にお送りいたします。
※このイベントは、当協会の新年会(春のてらこや)として開催致します。恐れ入りますが、会の中で、2022年度活動報告や2023年度活動方針にまつわるお話の時間を設けさせていただきますので、予めご了承くださいませ。

<ゲスト>

春日未歩子(かすが みほこ)氏

森とこころの研究所 所長
精神保健福祉士/公認心理師/2級キャリア・コンサルティング技能士/
SST普及協会 認定講師/日本精神保健福祉士協会 認定スーパーバイザー

日本精神保健福祉士協会 産業分野委員/日本産業精神保健学会 編集委員/NPO森林セラピーソサエティ 理事 

和光大学人文学部人間関係学科卒業。東京大学医学部精神医学教室デイホスピタル研究生として2年間の研修ののち、医療法人社団翠会成増厚生病院に入職。同病院の外来部門である「こころのクリニックなります」に異動後、平成17年から株式会社ジャパンEAPシステムズにて産業精神保健に従事。企業を中心として、一般社員や管理監督者からの相談を数多く受ける傍ら、大手企業、団体、行政機関におけるメンタルヘルス研修の実績が200件以上ある。2012年から自然環境を活用して心身を整える宿泊施設「保健農園ホテルフフ山梨」(山梨県山梨市)を立ち上げ運営。2021年5月から「森とこころの研究所」として開業。森がこころに与える影響を研究し、生きる力につながる総合的なセルフケアの提供を行っている。

<参加費について>

◆参加チケット:2,000円(税込み)

<Good Job アクション!>
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

※今回の模様は録画を撮り、後日「TERAKOYA オンライン」にて録画動画を公開する予定です。
TERAKOYA オンライン▼

<お申込み>

お申込み受付終了いたしました。

2023-01-31 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

 

「日光街道太陽のもとのてらこや」を通して、異なる目線で日本を見つめられるように

私は台湾人で、現在日本に留学している大学4年生です。ずっと前から日本の歴史や文化に興味があったので、「日光街道太陽のもとのてらこや」のことを知ったあと、参加しようと決めました。今回は金野さんのお誘いに応じて、運営側として参加させていただきました。

5日間のイベントで、私は4日間参加しました。 最初はすごく緊張しましたが、時間が経つにつれ、参加者の皆さんといろんな話(例えば、好きな食べ物や音楽の話とか、台湾の政治の話とか、日本の経済や社会に関する話題など、)ができました。これらの話により、私の中の日本像がより鮮明になりました。それに、まだ日本語が苦手な私に対して、参加者の皆さんは親切に扱ってくれて、すごく感謝しました。

最も印象に残ったのは、第二日目と第四日目のことです。

二日目は越谷から栗橋までの徒歩行軍でした。夕暮れ時に私たちは、二つ河川を調節するための権現堂調整池管理所の前を通っていました。調整池管理所の形や構造はとても壮観で、こんなに近くで見たのは初めてでした。それで、ほとんど電車で移動している私は、あることに気づきました。それは交通機関を使わずに、実際にこの両足で歩かなければ、見えない景色が実際にあることです。

四日目の徒歩行軍、体力のない私が1日で42キロ歩くと聞いていた時、正直ショックでした。 途中、2回も諦めかけましたが、仲間の励ましの言葉で歩き続けました。最後は無事に42キロを歩き切ることができ楽しかったです。もし、あの時、周りに仲間がいなかったら、私は一人でゴールすることができないかなと思いました。

「日光街道太陽のもとのてらこや」によって、違う目線で日本を見つめることができました。それに、日本の歴史、文化、地理などについて、前より分かるようになりました。 そして何よりも、日本人の優しさを深く感じました。

そのうちに台湾に戻ってから、友人に「日本へ来て一番印象に残ったものは何」と聞かれたら、私は答えるべきものを見つけました。

2022-12-23 | Posted in Good job プロジェクトNo Comments » 

 

日光杉並木、田原真人さんとの対話の道歩き

「太陽のもとのてらこや」最終日の特別講演は、田原真人さんにお話いただきました。


当日、今市宿をスタートする朝から、田原さんには参加者の皆さんと共に杉並木を歩いていただき、ゴール後の東照宮の中も一緒に巡っていく、という大変貴重な対話の行程となりました。

日光東照宮の中を巡り特別祈祷を受けたあとの澄んだ空気感の中、シンと静まる客殿で、田原さんの講演が始まりました。

まず投げかけられたのは、「状況(環境)→からだ(身体性)→あたま(思考)」という視点。
”思考した上で行動し物事の状況をつくっていく”という、現代社会では無意識に当たり前となっているわたしたちの動きかたを取り上げ、それによるさまざまな行き詰まり(イノベーションが起きづらい等)に気づいて来たいま、改めて、「状況が変わるとわたしたちも変わる」という点に立ち、新しい生きかたや働きかた、学びかたを探求してみよう、という点でした。


例えば、東照宮に刻まれている数々の装飾はわたしたちの目を惹きつけますが、それらは職人たちの営みの痕跡であり、そのような時間や文化が凝縮された場が、日光東照宮でもあります。
また、人が東照宮を目指して歩く営みの痕跡として、日光街道という道・環境ができたわけですが、わたしたちもその道を毎年歩き続けるという身体性ある営みを重ねながら、街道沿いの地域の文化や歴史・風土がもつ物語に心惹かれ、人とつながり、「太陽のもとのてらこや」という活動が形づくられてきました。


これらは決して綿密に設計・計画されたわけではなく、非効率だけれども生命的な営みの蓄積でもあり、田原さんはそれを「アリの巣的な営み」とおっしゃいます。

アリの巣的な営みは、そこに参加する、そこで暮らす、そこで働く、というように、からだを動かし体感しながら徐々に形づくられていくものです。そのため、個々の接点を通じてコミュニケーションが必要になり、一つのパターン・こたえとして画一的に展開していけるものではありません。


わたしたちは近代社会において、しっかりと計画を立て綿密な設計どおりに動かすことで状況が変わり新たな価値を生み出せると捉え、動かすために外発的な要因(報酬等)をエンジンに仕立てようとしてきました。日頃わたしたちが取り組む評価制度などは、その最たるものかもしれません。
しかし、そのような設計主義が過ぎることで、強制力が働いて負荷・ひずみが生じ、例えば職場であれば、メンタルヘルスやハラスメントの問題などが生じるようになったとも言えます。


アリの巣的な、生命体としての状況の中で暮らしたり働いたりしていくことは、非効率ではあるものの多様な物語が立ち上がりやすく、個々の特性が活かされコミュニティにおける自らの役割を認識することができると言います。それが、居場所感・愛着心・つながり意識といったESの状態を高め、個々の内発的なエンジンとしても作用するわけです。
企業の組織も、わたしたちのようなコミュニティの活動も、”しっかり考え綿密に設計する”ところから少し離れて、ご縁のある地域や愛着ある場の中に身を置いてみて、「状況(環境)→からだ(身体性)→あたま(思考)」という流れで営みを積み重ねてみることが、これからの社会を個としてしなやかに歩んでいく道筋になるのだと言えます。

杉並木から東照宮までの対話の道のりで、参加者からは、まちや職場が抱える問題や就職活動の悩みなど、さまざまな課題が投げかけられました。


しかし、田原さん曰く「課題がみえている、というのは、望まれている、ということでもある」と。
そこに身を置き、その状況の中でからだを動かしてみたことで、観えた世界や感じたことがあるからこそ、自らの役割や進みたい方向性が実感できるわけで、そのような個としてのおもいを基点に動いてみる、ということを大切にしていければ良いのではないかと思いました。

わたしたちの活動の意義を捉え直ししながら、この社会を生きる一人ひとりとしてのあり方を見つめ直す、まさに「enearth(掘り起こす)」の学びの機会となりました。
ありがとうございました。

 

「太陽のもとのてらこや」での歩み

私は今年からJESに参画し、「日光街道 太陽のもとのてらこや」では運営メンバーとして学びの場づくりに関わってきました。この活動を通して、様々な地域の魅力や多くの人の価値観に触れることができ、自分の視野を広げられ、貴重な経験になりました。

1日目のセミナーでは、まず、お話し頂いた八木澤さんが私と同い年であることに驚きました。生きてきた年数は同じはずなのに視野の広さや思考の深さが全く違い、すごさを感じました。


また、お話をお聞きする中で、常に様々なことに目を向け、自分で考えながら行動してきたからそのような視野の広さや思考の深さが身についたのだろうと感じ、私も見習わなければと思いました。
特に「ゆるく交わることがWell-beingに繋がる」というお話が印象に残っており、ゆるさから良いアイディアが生まれるという言葉を聞いて勉強になりました。
私は机に向かって考えていることが多いですが、これからは気分転換しながら考えてみようと思いました。

4日目は、Y’s Teaさんにご挨拶に行くところから合流させて頂きました。


Y’s Teaさんでは、まず、紅茶の種類の多さに驚きました。どれも気になるものばかりで、何度も来て色々な紅茶を飲んでみたいと思いました。また、あらゆる地域とコラボした紅茶を作っていて、紅茶を地域おこしの手段にするという発想も素敵だと思いました。
そして、思いついたことを次々に行動していく行動力も真似したいと思いました。
自分が暮らすまちにある素敵な場所を知ることができてとても嬉しかったです。また行きたいと思いました。


その後は5日目の懇親会場となるかまやさんに行き、ご挨拶と打ち合わせをしました。金野さんと店主の方が打ち合わせをしているのをメモを取りながら聞いていて、懇親会で楽しんでもらうために当日の様子を想像しながらメニューのラインナップなどを一緒に決めていく様子がとても勉強になりました。
色々なことを考えながら打ち合わせを進めていくことで、参加する人に楽しんでもらえる場が作れるのだと思い、人を楽しませるためには様々な点に目を向ける必要があるのだと思いました。


今まであまり立ち会うことのなかった場だったので貴重な経験になりました。

5日目は、今市駅から日光東照宮まで、観光で来ていたら通らないような道をたくさん歩き、歩いてみないと分からないような地域の魅力を感じることができました。
その中でも杉並木を歩いていると、自然に囲まれて心が癒やされました。就活や大学の課題などに追われて忙しい日々を送っていましたが、自然に囲まれるとリラックスでき、改めて自然が持つ力や魅力が感じられました。


日光東照宮では、普段は入れないところにも入らせて頂き、貴重な機会になりました。見始めるといつまでも見てしまいそうな細かい装飾があらゆる所にあり、これを完成させた昔の職人さんやそれを修復したり維持したりする職人さんのすごさを感じました。
日光東照宮へ行くのは初めてだったので、有名な三猿や眠り猫が見られたことも嬉しかったです。また、もっと歴史の知識があれば、知識と結びつけて建物を見ることができ、楽しめたのかもしれないと思い、歴史を勉強してからまた来てみたいと思いました。

最後のセミナーでは体で感じたことを大切にというお話が特に印象に残り、就活をする中で大切にしていきたいと思いました。


大学で勉強をしていると、頭で考えることが基本になってしまっていたので、新たな視点を得られて勉強になりました。
さらに、5日目は様々な方と話しながら歩くことができ、色々な考え方や価値観、好みに触れられてとても楽しかったです。大学にいるだけでは関われない方と関わることができ、自分の視野も広げられたように感じました。


初対面の人と話すとき、緊張してしまうことが多かったですが、イベントを通して色々な人と関わる楽しさを感じ、もっと色々な人と関わってみたいと思うようになりました。
初対面の人に声をかけることにもあまり壁を感じなくなり、成長できたように感じ嬉しかったです。

今回のイベントを通して、たくさんの地域の魅力や人の魅力を感じることができ、参加して良かったと思いました。このような気付きや学び、成長を与えてくださり、関わって下さった方々に対する感謝の気持ちでいっぱいです。
行きたい場所もたくさんできたので、これからも色々な場所を訪れ、地域の魅力を発見したり、様々な人と関わってみたりしたいと思います。

 

地域を舞台に観えてくる これからの参加型社会とは

「太陽のもとのてらこや」に参加するのは、勤めているひと、経営しているひと、学び過程のさなかのひと、などさまざまです。皆それぞれの背景や意図があって、徒歩行軍とまちあるき、それぞれのコースを選んで参加してくださる多様な顔ぶれです。
しかし、その一日の長い行程を終えると、不思議と醸成されている「一体感」があります。まちを歩きながら普段とは異なる学びを共にした一体感、あるいは、長距離を歩き抜いた一体感。
その感覚は決して、“歩くぞ!”“歴史を学ぶぞ!”といった同調圧力から高められたものではなく、また、機械的に組み立てられたカリキュラムの枠組みで生み出されたものでもなく、日光街道という一本道を「歩く」というシンプルな行為を重ねながら、各々が身体性で感じ、さまざまな創発と向き合うプロセスを通して、「なぜ歩くのか」「何のために参加したのか」等々の意味をつくりあげたからこそ、育まれた感覚であると言えます。
このように「場や機会を共にし、身体性で感じる行程を歩むことで、時間や空間を越えて一体感を共有できること」の意味を、日光街道を舞台に、より深めていきたいと考えたときに、日頃さまざまな学びをいただいている田原真人さんとのご縁で、今回のセミナーの開催に至りました。
これからの社会において、主体的な個が結び付き、つながりを通したさまざまな物語を生み出していきながら、意味や役割を見出していくコミュニティを、田原さんが提唱する「参加型社会」と重ね合わせながら、「日光街道太陽のもとのてらこや」最終日に、皆さんと学びを深めていきたいと思います。

<セミナー概要>  

●日時:令和4年11月19日(土)15:15~17:00

●オンライン開催

●プログラム
・開会あいさつ
・田原真人氏 基調講演
「地域を舞台に観えてくる これからの参加型社会とは」
・質疑応答/閉会あいさつ

●受講料:一般 3,000円/学生 1,500円
*本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。
<Good Job アクション!>
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

<ゲスト プロフィール>

田原真人(たはらまさと)さん

デジタルファシリテーター/非暴力アナーキスト
参加型社会学会会長
国際ファシリテーターズ協会日本支部(IAF Japan)理事
文筆家&講演家(オンライン化による学びと組織の変化、参加型社会へのパラダイムシフト)
コンサルタント(参加型コンセプト開発・オンラインプログラム開発)
参加型社会の実現に向け、教育、組織、社会の新しいデザインを探究する独立研究者。「反転授業の研究」でオンラインコミュニティ運営、「トオラス」で自律分散型オンライン組織経営を行う。2021年から、参加型社会学会を立ち上げ、社会のパラダイムシフトに取り組む。『Zoomオンライン革命!』『出現する参加型社会』『Miro革命』など著書12冊。参加型社会学会会長。IAF Japan理事。一般社団法人SD&I(サプライヤーダイバーシティ&インクルージョン)研究所理事、有限会社人事・労務顧問、デジタルファシリテーター。非暴力アナキスト。マレーシア在住10年を経て2022年6月に帰国。

◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント最終日(11月19日(土))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベル・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。
俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

<お申込み>

申込み受付終了いたしました。

 

ナスコンバレーに学ぶ いろどり豊かな共創のまちづくりとは

栃木県の那須地域を舞台に、イノベーションを社会実装する場として2021年にスタートしたこころみ「ナスコンバレー」。ウェルビーイングを社会課題として取り上げ、物流、医療、教育などさまざまな分野において最先端の技術を実証し、これからの社会で展開していくことを意図して生まれました。
那須の豊かな自然のもと、国内最大規模のリビングラボとして動き出したナスコンバレーには、多様な専門分野をもった企業や行政、教育機関、そして地域で暮らす人たちといったさまざまな存在が集っています。その土台には「対話」があり、多様な存在の共創を後押しするインタープレナーも介在しながら、地域の未来像を描いていると言います。
地域に根差した”暮らすとはたらく”の新しいかたちの実践によって、どのような価値が生まれ、社会に循環していくのか。今回の「秋のてらこや」では、ナスコンバレーが生まれた背景や那須地域で目指す姿、リビングラボを動かしていく要点などをお伺いし、日光街道をはじめとするさまざまな地域を基点にどのような社会の未来像を描けるのか、皆さんと考えていきたいと思います。

<セミナー概要>  

●日時:2022年11月5日(土)10:30~12:15

●オンライン開催

●プログラム
・開会あいさつ
・八木澤玲玖さん 基調講演
・対談 / 質疑応答
・閉会あいさつ

●受講料:一般 2,000円/学生 1,000円
*本オンラインセミナーは、ドネーションチケットの形をとらせていただいております。皆さまの参加費の一部は、日光街道沿いの地域の子どもたちのはたらくワクワクを育むお仕事体験「はたラボ」の運営費および学生のセミナー受講代に充てさせていただきます。
Good Job アクション!
https://hataraku.jinji-es.com/goodjob/action.html

<ゲスト プロフィール>

●八木澤 玲玖(やぎさわ れく)さん
1999年7月那須塩原市で生まれる。南小学校、西那須野中学校、黒磯高校を経て東洋大学国際観光学部卒業。2017年、高校3年時に株式会社那須旅を設立。代表取締役社長就任。当時17歳の高校生社長として様々なメディアに取り上げられ注目される。生まれ故郷である那須地域の発展のためエネルギー溢れる若者として活動中。観光のみならず、教育・政治・環境・福祉の分野でも活動を広げる。栃木県のエネルギー溢れる若者が集まった若者団体みらとちを設立。同代表。一般社団法人生徒会活動支援協会理事。100個の新産業創造を掲げるSUNDRED株式会社にて、地方の課題解決に向けたリビングラボ形成をリード。一般社団法人ナスコンバレー協議会事務局。

●矢尾板 初美(やおいた はつみ)さん
明治学院大学国際学部を卒業後、総合物流会社を経て、行政書士として独立。開業以来、物流業に関するご依頼を受ける他、大手電気通信企業が展開する働き方改革PJの事務局サポートや多様な法人の設立支援を行っている。はたらくカタチが多様化する近年は、業務委託契約書や在宅勤務規程等の作成の他、クラウドシステムやRPA等HR Techの最適化による給与計算や労務手続きの自動化等、業務の生産性向上そして組織のDX向上を支援している。また、自らも、師事している矢萩ともに、903シティファーム推進協議会を起ち上げ、皆ボランタリーで巡るコミュニティカフェ「田心カフェ@浅草」や「よみがえれ!浅草田圃PJT」を運営する。“共感”を軸とした組織の可能性と運営課題を実感するとともに、非営利組織の事務局サポートメニューを展開し、多様な個の集うコミュニティ創りをサポートしている。

◎本セミナーは、「日光街道 太陽のもとのてらこや」のプログラムの一環として開催するものです。当イベント初日(11月5日(土))にご参加いただく方は会場にて聴講いただけます。
https://hataraku.jinji-es.com/nikkou.html
「未来の新しい”はたらく力”を増やす」というテーマのもと日光街道を舞台に開催する「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、フィールドワークをまじえながら五日間に分けて日光街道147キロを歩き進みます(各日参加可)。
プログラムを通して目指すのは、”境を越えてつながりから価値を生み出す”働くかたちを学ぶこと。日光街道沿いの各地域で暮らす、「越境するはたらき方の実践者」「つながりの基点として地域を動かすコミュニティリーダー」「次世代の子どもたちへバトンをつなぐ立役者」「未来思考のはたらき方を自ら実践するロールモデル」に触れながら、自分たちの未来像を描くヒントを見つけ出す経験学習の場です。
日光街道は、未来を見据え国の礎を築いた徳川家康公を始め、農家出身で農業に従事しつつも武士としてさまざまな地域興しを担った二宮尊徳氏、外国人というよそ者の視点から当時の日本の姿を客観的に世界に広めたイザベラ・バード氏など、多くの偉人が足跡を残した道です。俳人松尾芭蕉の紀行作品「奥の細道」にも多く取り上げられ、日本人から愛されてきたこの地域にある、日本の旧くから続く「はたらく」に、これからのはたらくカタチのヒントがあるのではないかと思います。

<お申込み>

申込の受付は終了いたしました。

 

河岸のまちの空間に身を置いて感じたこと

今日は日光街道のフィールドワークです。東武動物公園駅でメンバーと会いました。朝礼をしてから、バスで関宿城に向かいました。僕の初めての埼玉旅行でした。

バスの窓から見える景色は、一面に広がる田んぼでした。ちょうど稲刈りが終わって、秋の雰囲気が溢れています。大都会に住み慣れた私にとって、珍しい景色でした。

僕は台湾の台北出身で、大学四年生です。交換留学生として日本に来て、まだ2ヶ月も経っていません。

日本のイメージは、いつも賑やかで高層ビルばかりの現代的な国です。だから、僕はすごく心を躍らせ、違う角度で日本を見つめようと思いました。

バス停から関宿城博物館までの道を歩くと、静かで綺麗な自然景観で、僕はスッキリしました。

それから、関宿城を後にして、境町にある道の駅に行きました。途中で自動運転バスと偶然に遭遇しました。残念ながら、次の発車まで待ち時間が長すぎて、乗らないことにしました。でも、自動運転バスが動くことを想像すると、すごい時代になったなと改めて感じました。

道の駅で昼ご飯を食べ終わったら、S-Gallery(粛粲寶美術館)に見学しに行きました。展示された作品は素晴らしかった。それに、僕が気になるところは、美術館の建築自体です。とてもユニークで現代的な建築で、特に、木材製の屋根が目につきました。職員に聞くと、その美術館は名建築家の隈研吾さんによる作品だそうです。よく調べたら、ビックリすることに、境町には隈研吾さんの建築物が7か所あります。僕みたいに建築好きの方は、ぜひ足をお運びください。

そして、すぐ隣にあるお洒落な干し芋専門店「HOSHIIMONO 100CAFE (ほしいもの百貨)」を訪ねました。いろいろな芋製品が売っています。見るだけで、楽しい気分になります。しかも、その干し芋専門店は前の美術館と同じ、隈研吾さんの作品です。

すばらしい建築が並ぶ町は、居心地がいいですね。

今回フィールドワークのおかげで、僕はいろいろな新しいことを知りました。十一月からの日光街道太陽のもとのてらこや を楽しみしています。

 

さまざまないのちが生きるみずみずしい世界の広がり

日光街道フィールドワークvol.2。この日の目的は、杉並木を歩くこと。
海の日という夏真っ盛りのタイミングで、緑豊かな杉並木の中を歩いた時にどんな作用が生まれるのか??わくわくしながら、石橋駅(栃木県)を出発し、ひたすらまっすぐ一本道を歩きながら、あれやこれやと語らううちに、宇都宮へ到着しました。

訪れるたびに立ち寄っているのは、宇都宮餃子会が運営する「来らっせ」なのですが(一度にいろいろな店の餃子を楽しめるフードコート)、今回は、学生メンバー竹谷君セレクトのお店へ。

こじゃれた店内。

定食に加えて数皿、オリジナル餃子を味わい、エネルギーチャージ。

午後は、ちょこっと電車の力をお借りして、下野大沢駅へ。
田心カフェ で今年から仕入れが始まった 日光ブルーイング(Nikko Brewing)さんへごあいさつに伺いました。

日光ブルーイングさんは、1871年創業の奥日光の土産屋さん・三本松茶屋が新たに立ち上げたこころみで、ちょうどわたしたちが毎年四日目の行程で通る「大沢の交差点」から下野大沢駅方面へ歩いたところにスタイリッシュな醸造所があります。

この日は、まさに田心カフェでも取り扱っている「ベルジャンホワイト」を仕込む日、とのことで、わたしたちも製造行程を体験させていただきました。

ホップがぐつぐつと煮えたぎるタンク。

さまざまな地域のコミュニティとのコラボ企画(この日は東京の銭湯とのコラボによるビールが並んでいました)などがひしめく冷蔵庫の中まで見せていただき、新たなご縁の立ち寄りスポットができたうれしさにほくほくしながら日光ブルーイングさんを後にしました。

そしていよいよ日光杉並木街道へ。

この道は、かつては車が中心の道路でした。
わたしたちは、車道の両脇にある木々の根っこの上を歩き進むのですが、ここを通る時間帯が夕方ということもあり、疲れた足が山道にとられないように注意をしながら、気合を入れて足を踏み出していくエリアでもありました。
しかし、2021年10月、すぐ脇にバイパスが開通し、2022年からは車両通行止めになったことで、日光杉並木街道はまさしく「歩くための道」に生まれ変わったのでした。

日光ブルーイングさんを出たあたりから降り出した雨も、杉の木々の下に入ると、ミストの中を歩いていく心地よい空間に。
耳をすませば、鳥のさえずりにセミの声。
下を向くと、コンクリート道のすきまから懸命に育とうとする植物。

歩くための道になってまだ4ヵ月しか経っていないのに、そこにはさまざまないのちが生きるみずみずしい世界が広がっていました。

11月の「日光街道 太陽のもとのてらこや」では、ぜひこのフィールドに身を置き、自然の豊かさ・歴史の物語等々をからだで感じる機会にしていただければと考えています。

 

新しいものと旧いものが折り重なり豊かな空間が生まれる

はじめまして。大学で地域活性化について学んだことがきっかけとなり、4月からJESの活動に参加しております。大学4年生の竹谷と申します。


私たちは先月、宮代町、境町、関宿城博物館のフィールドワークを行いました。
そのフィールドワークの中で特に印象に残っていることは2つあります。
1点目は、東武動物公園駅周辺です。
駅前には無印良品が店舗を構えています。店内には宮代を紹介するマップ「まちの案内所」や、「Open MUJI 学び舎」と呼ばれる学習スペースといった単なる”商業施設”の機能だけでなく、地域のコミュニティセンターの役割も担う地元に根ざした店舗であると感じました。
また、東武動物公園駅から少し歩いたところには「進修館」と呼ばれるコミュニティセンターがあります。この建物は開放感があり、森の中をイメージしております。さらに、建物は放射状のつくりになっており、世界の中心を示しています。
私は、公共施設はハコモノという固定観念を抱いてしまうこともありましたが、その考えを見事に打ち砕いてくれる建物のようでした。しかも、それが40年以上も前に建築されたことにさらに驚きました…

2点目は、道の駅さかいの「さかい河岸ブルワリー」の安井さんのお話です。
お話では、自動運転などの境町の先進的な取り組みで注目を浴び、東京か近隣から境町への転入者が流入していることなどを伺いました。
私は、こういった独自性が強い先進的な取り組みを他の自治体でも導入していくことでその街の活性化の一助になりうると考えました。

これから11月の「日光街道 太陽のもとのてらこや」実施に向け、精一杯頑張りますので皆さんどうぞよろしくお願いします。

*はたらくワクワク たんけん地図
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